台湾料理といえば、日本人好みの味で美味しいと評判ですよね。でも、中には日本人にはちょっとハードルが高いものもあります。
今回は、台湾在住15年の筆者が『日本人が苦手と感じやすい台湾グルメ』を紹介します。私自身も、最初は苦手でしたが、今では克服したどころか、大好きになっている料理さえあります。
臭豆腐

特徴
その名の通り、臭いんです!台湾の街や夜市を歩いていて、香辛料でもない今まで嗅いだことのない異様なにおいがしてきたら、それが臭豆腐です。
挑戦のコツ
まずは、外はカリっと中はふわふわの揚げ臭豆腐から挑戦しましょう。キャベツの漬物が上にのっている場合が多いので、一緒に食べれば、それほどにおいを感じることがありません。一口食べた後に、ほのかに臭豆腐独特のにおいが鼻から抜けていくのを感じられる程度でしょう。意外とイケる!と思ったあなたには、煮込み臭豆腐がおすすめ。ちなみに、筆者は煮込み臭豆腐が大好きで、今では自宅で作るほどです。もちろん、食べ終わる頃には、部屋中に臭豆腐のにおいが充満して…翌日も消えません。
皮蛋(ピータン)
特徴
アヒルの卵を熟成させた保存食。外は黒っぽく、中は緑っぽい、なかなかグロテスクな見た目をしています。苦手な人が多いのは、なんといっても硫黄のようなアンモニア臭のせいでしょう。
挑戦のコツ
スーパーでも手に入る皮蛋ですが、初心者の方はレストランなどで「皮蛋豆腐」を注文しましょう。皮蛋豆腐とは、お豆腐の上に載せられた皮蛋にオイスターソースがかかっている、というシンプルな料理です。皮蛋独特のアンモニア臭がしにくく、まるで台湾版冷奴でも食べているかのような爽やかな味わいを楽しめます。
仙草
特徴
真っ黒で、苦みがある薬草ゼリー。見た目はコーヒーゼリーのようですが、そのまま食べてみると、その苦さはコーヒーゼリー以上です。ミルクをかけたり、飲み物に入れたりして、デザートとして食べることが多いです。
挑戦のコツ
タピオカミルクティーなど甘めの飲み物に混ぜた「仙草奶凍」なら、苦さがかなり緩和されて飲みやすくなりますよ。台湾のドリンクスタンドでは、お砂糖の量をカスタマイズすることができます。普段甘いものを飲まない方でも、無糖ではなく、せめて微糖か少糖を選ぶのがいいでしょう。ちなみに、筆者は台湾のデザートチェーン店「清原」の仙草がお気に入りです。
肉鬆
特徴
台湾の定番ふりかけで、大体は豚肉から作られています。ご飯やお粥と食べるのはもちろん、パンと食べてもよし、ほんのり甘じょっぱい味。とにかくパサパサしていて、口の中の水分が奪われます。厳密に言うと、苦手というより「好きじゃない」と答える日本人が多いでしょう…(筆者は15年台湾で生活していて、肉鬆が好きという日本人に会ったことがありません)
挑戦のコツ
コンビニでは、肉鬆のおにぎりが売られているので、手軽に手に入ります。また、お土産屋さんなどには、真空パックや瓶詰のものもあるので、肉類ですが日本に持ち帰ることが可能です。軽いしかさばらないので、お土産におすすめですよ。
内臓系料理
特徴
台湾には、豚や鶏の内臓を使った料理が豊富にあります。メジャーなものとしては、豚の大腸入り麵線(台湾式ソーメン)や、滷味(醤油ベースの煮込み)の鶏の心臓やお尻などが挙げられるでしょう。味にクセはないものの、見た目や独特の食感が苦手という人は多いです。
挑戦のコツ
安くて小腹がすいた時に食べられる大腸麵線なら、挑戦しやすいと思います。スープの中に大腸がいくつか入っているだけなので、万が一口に合わなくて、麵線の部分だけ食べても問題ないですよ!ちなみに筆者は、大腸以外でしたら大体食べます。大腸がなぜ苦手かというと…とにかく噛みちぎれないんです!顎関節症の方は要注意。
まとめ
今回はちょっとクセのある料理を紹介しましたが、食べてみたら意外とハマるかもしれません。旅行の思い出として一度挑戦してみるのがおススメです!次は『台湾旅行リピーターにおすすめ!通なグルメ』を紹介します。
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