台湾人はなぜ水筒を持ち歩く?飲み水事情・マイボトル文化まとめ

台湾で生活していると、子供から大人まで、水筒を持ち歩いてる人が多いことに気づきます。

「台湾の水道水って、飲めないんだっけ?」
「台湾旅行に行くなら、水筒を持って行った方がいい?」
「コンビニがあるのに、台湾人はどうしてわざわざ水筒を持ち歩くの?」

そんな疑問を持つ方も多いでしょう。

台湾にはコンビニがいっぱい!
セブンイレブンやファミマの他、台湾ならではのコンビニもあります。

今日は、そういった疑問にお答えします。

台湾の飲み水事情

台湾の水道水は飲むことができません。ただ、うがいや歯磨きなどで、口に含む分には問題ないですよ(筆者の場合は、野菜を洗うのも水道水です)。

台湾の家では、以下のような方法で飲み水が手に入ります。

ミネラルウォーターを買う

スーパーなどで、約6リットル(約50元)のものが売られています。日本よりは安いですが、何しろ重くて運ぶのが大変。一度に二つ買った時は、手がちぎれるかと思いました…。

私は、地震や台風などの災害時用に購入して、家に置いています。

「加水站」で水をくむ

四種類の水が売られています。
1リットルあたり1元・1.5元・2元のものがありました。

町のいろんな所に、水をくめるスタンドがあります。容器を持参して、お金を入れると水が出てきます。場所によって値段がかなり異なりますが、1リットルあたり約1~5元で、一番安い方法です。

ただ、そのままは飲めないので、自宅でさらに煮沸させる必要があります。

浄水器を使う

業者さんに頼むと、浄水器を設置してもらえます。数か月ごとに、中の芯を変えるだけでOKです。もしくは、ブリタのポット型浄水器なら、家樂福(カルフール)などの大型スーパーに売ってますよ。

水筒文化の背景:なぜ水筒を持ち歩く?

東方医学と健康意識

要多喝水喔yāo duō hē shuǐ ō!(お水をいっぱい飲んでね)」は、台湾人の定番フレーズ。特に、暑い日や風邪をひいた時は、必ずと言っていいほど言われる言葉。カバンの中や手元に、常に飲み水を置いておかないと、落ち着かないようです。しかも、冷たい飲み物は体を冷やすから避けている、という人が多いです。コンビニにも、「常温飲料區」というコーナーを設けているお店があるほど。

飲水機の普及

台湾では、水道水が飲めない代わりに、学校、駅、オフィス、病院など、いろんな所に飲水機が設置されています。もちろん無料です。冷水・温水・熱湯の3段階の温度のものが出る飲水機が多いです。なので、冬はカップラーメンや温かいお茶なども作れますよ。

環境意識

ここ数年、台湾のお店もプラスチックストローを廃止するなど、環境問題に取り組み始めています。その一環として、台湾のコンビニやカフェでは、マイボトルを持参すると、割引(大体5元引き)になることが多いです。毎日コンビニでコーヒーを買う人なら、水筒持参でかなりの節約になりますよね。

台湾旅行に水筒は必要?

数日間の短期旅行なら、基本的には不要です。せっかく台湾に来たのだから、カフェやドリンクスタンドで好きな飲み物を買ってほしい!

ちなみに、地元の台湾人が行くようなレストランでは、飲み水が提供されないので注意。しかも、ドリンクメニューがないということもあります。その場合は、他のお店で買ったペットボトル飲料などを持ち込んでも問題ないですよ。

もし、留学や仕事などで長期滞在の予定なら、水筒あると便利です。でも、必ずしも日本から持って来なくても大丈夫!台湾でも象印やタイガーの水筒は人気で、手に入りますよ。

まとめ

台湾の飲み水事情・マイボトル文化について紹介しました。台湾人が水筒を持ち歩く理由を知ると、台湾人の考え方まで分かっておもしろいですよね。台湾人と話していると、確かに健康や環境の話題にとても関心があるんだなあと思います。みなさんも「どうして水筒を持ち歩いてるの?」と、台湾人に是非インタビューしてみてください。きっと会話が弾むはずですよ!

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