台湾で語学留学するなら費用はいくら?実体験と最新情報

「日本で中国語を勉強しても、全く上達しない…」
「台湾が好きだから、現地で生活しながら、楽しく中国語を学びたい」
「学生の頃の海外留学という夢を叶えたい」

そんな方におすすめなのが、台湾での短期留学です。

今回は、「謝謝」と「好吃」くらいしか話せないまま台湾に来た私が、お世話になった語学センターをご紹介します。

台湾で語学留学できるおすすめの語学センター

それは台湾師範大学(通称「師大」)です。筆者が師大を選んだ理由は、ただ友人に勧められたからなのですが…。でも、後になって「師大を選んでよかった!」と思いました。というのは…

  • 教師の質がいい
    師大は、教師を育成する有名な教育大学なんです。(私は入学した後に、知りましたが…)私は全部で3学期通ったので、3人の先生に教わりました。最後の先生は、「もうちょっとやる気出して~!」とは思いましたが、他二人の先生はとてもよかったです。他の語学センターに通う友人から聞くような、ひどい先生はいませんでしたよ。
  • アクセスがいい
    近くにMRT古亭駅があって、そこから徒歩5分で行けます。私はバスで通っていたのですが、バス停はさらに近くて、学校の目の前で下車できます。台北は一年中雨が多いので、駅やバス停からの距離は大切ですよ!
  • 国際色豊か
    有名な大学だけあって、世界中から留学生が集まっています。他の語学センターは、クラスメートの大多数が日本人とか韓国人とか、偏っていることがあるそうです。私が所属したクラスは、本当にいろんな国籍の人がいておもしろかったです。

台湾短期留学の時期と期間・費用

師範大学の語学センターに通った筆者の経験をもとに、最新の情報をご紹介しますね。

私が語学センターに通ったのは、もう15年前の話ですが、公式HPを確認したところ、大きな変化はなさそうでした。

入学時期は?どのくらいの期間から学べる?

師大の語学センターは学期制で、学期ごとに申し込めます。1学期は約3カ月で、9月・12月・3月・6月に新しいクラスが始まります。なので、最短3カ月から中国語を学べます。

趣味感覚で、3カ月間だけ学びに来ていた日本人駐在員の奥さんもいれば、2年ほどしっかり学んで母国に帰る人もいました。台湾で4年制の大学に行きたくて、そのステップとして語学センターに通っている人も。

学費はどのくらい?

もっともポピュラーなレギュラークラスは、1学期29,100元(約15万円)です。

HPには、毎週の時間数の欄に「15時間のマルチタスクトレーニングコース」と記載されていますが(ちょっと変な訳…)。週合計10時間(毎日2時間)の授業がある他、5時間分は学校で自習したり、語学センターが提供する補助クラスに参加します。

他にも、インテンシブクラスがあります。こちらは、週に15時間(毎日3時間)の授業で、学費は1学期39,600元(約20万円)です。短期間でみっちり中国語を学びたいという方におすすめですよ。

授業の雰囲気

先生と授業スタイル

先生たちはとても親切で、教え方も上手でした。私は中国語レベルゼロの初心者クラスからスタートだったのですが、それでも先生は英語をほとんど使っていなかったです。今考えると、どうやって授業してたんだろう…と不思議に思いますが、伝わってたんですねぇ!

先生とクラスメートで、丸い大きなテーブルを囲んで、和気あいあいとした雰囲気でした。あっという間に2時間が過ぎて、私は午後の授業だったのですが、眠くなることはほとんどなかったです。

クラスメート

人数は6~10名です。でも、よく休む人や途中で来なくなる人もいて、常に5,6人だった気がします。世界中のいろんな国から、しかも高校卒業したばかりのような若い人からシニア世代まで、さまざまな年代の人が集まります。

最初のクラスで仲良くなったカナダ人の子と士林夜市に行ったこと、次のクラスで知り合ったベトナム人の子と花博に行ったこと、いい思い出です。お互い中国語があまり話せないのに、どんな会話をしてたんだろう…。

宿題やテスト

宿題はほとんどありませんでした。でも、先生によっては「日記を書いたら、添削するよ~」と言ってくれて、私はほぼ毎日提出してました。

一週間に1,2回、聽寫(聞き取り小テスト)がありました。行きのバスの中で、教科書を眺めながら覚えたような…。先生が言う単語を、用紙に書いて提出するだけの簡単な復習テストです。なぜ簡単かというと、日本人は漢字を書くことに慣れているので、聞き取ることさえできれば、後は問題ないんですね~。その点、他の国から来たクラスメートたちは大変そうでした。

それ以外に、学期末に大きなテストがあります。これはけっこう緊張しました。というのも、点数が悪すぎると、学生ビザに影響すると言われているからです。でも、私の周りには、テストの結果が悪くてビザが継続できなくなったという人は聞いたことがないので、余程サボらなければ大丈夫でしょう。

これから行く人へのアドバイス

他にも活動できる場を持とう

留学といっても、拘束時間は一日にたったの3時間。午前もしくは午後だけです。もちろんクラスメートを誘って遊びに行くのもいいですが、クラスメートも外国人。せっかく台湾に来たんだから、台湾人とも知り合いたいですよね。

台湾人が参加しているコミュニティーやイベントがあれば、積極的に顔を出してみるのがおすすめです。私の場合は、午前中にボランティア活動をしていて、そこで台湾人に囲まれて中国語も使っていたので、それがかなり助けになりました。

語学センターに通うならワーホリは使わないように

語学センターに通うと、学生ビザが下りるので、その間にワーホリを使うのはもったいないということです。

台湾留学に行って一年経った時、ほとんどの人が口をそろえて言うこと。それは「一年じゃ足りない」。二年が経てば「二年じゃ足りない」。決して、中国語が上達しないというわけではないんです。でも、せっかく上手になってきたところなのに…という気持ちになるんですよね。

それで、30歳以下の方におすすめなのが、まずは学生ビザで語学センターに通う。その後、「もう中国語は独学でいけるかも」「このくらいのレベルでとりあえず満足だから、学校はやめよう」となったら、そのタイミングでワーホリに切り替えてください。学校に通わなければ、そのぶん学費が浮くので、生活費さえあればさらに一年台湾に住み続けることができます。

まとめ

この記事を書くにあたり、15年前のことを思い出して懐かしくなりました。

元々一年で帰国する予定だった私が、今も台湾で生活しているのは、最初の一年目から楽しく過ごせたからだと思います。

今回の記事が、台湾への語学留学を考えている皆さんの参考になれば幸いです。もしかしたら、私のようにたった数ヶ月もしくは一年の計画だったのが、留学がきっかけで、その後の人生が変わるかもしれませんよ!

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